1F2F間の防音対策 -グラスウールとロックウール-
とうとうやって来ました。
二世帯新居の必須条件、防音対策!
対策のパターンとその効果。はたまた我が家の選択と費用についてご紹介。
目次
一条工務店で取れる対策
当初、HM巡りをする段では1F2F間での防音対策は優先順位の高いポイントでした。
1Fには親世帯向けの施設が多いので、これからどんどんうるさくなる子供らを気兼ねなく遊ばせられる点でも必須です。
その点もあり、当初は鉄骨で家探しをしていた時期もありましたが
- 案外木造でもうるさくない
- 防音材で対策が出来る
の2点で2×6のi-smartを選択できた。というような経緯もありました。
さて、そんなHM選びから懸念点だった防音材による対策ですが以下の通りになっています。
対策方法
1Fと2Fの間に防音材をみっちり施工します。
つまり1Fの天井であって2Fの床ですが、ココはなにも対策しないと空間があります。
ケーブル類を通したりする場所でもありますが、音は振動なので未対策な空間がアレば響き放題。
そこに防音材をみっちりしこたま詰め込んでもらうって寸法です。
メンテナンス大変そう
選べる防音材
防音材としては以下の選択が出来ました。
- みんな大好き安価なグラスウール
- ちょっと高価なロックウール
どちらも普段は家造りでは断熱材として利用されるケースが多いですが、立派な防音材でもあります。
どちらも「動かない空気の層」をたくさんつくって断熱するのですがそれは防音の効果もあるわけですね。
防音対策の特徴
i-smartに実施できそうな防音対策としての
- グラスウール施工
- ロックウール施工
これらに効果の違いはあるのか、簡単にご紹介。
グラスウール
ガラス系素材を繊維状にして、袋に詰め込んだのがグラスウールです。
超適当説明
安価な断熱素材として一昔前はよく使われてましたが、現在では効果等々の面からHM各社での利用はあまり見なくなってきました。
断熱/防音効果は製品の等級によって変わります。高品質ではロックウールと同等以上。
ロックウール
石系素材を繊維上にして、袋に詰め込んだのがロックウールです。
石を繊維にするって発想どこからきたんだ
価格面ではグラスウールよりちょっと盛られますが機能はちょいと高め。
ちなみにグラスウールでもロックウールでも、触るとチクチクするのは変わらない模様。
防音材まとめ
つまり
- 安価で効き目中〜強なグラスウール
- 高価で効き目強なロックウール
どちらでも好きに選んでくれ! って話らしいです。
まともな防音材比較情報は以下参考にしてみてください。
断熱住宅.com
ちなみにこの参考サイトにはロックウールを超える高性能グラスウールもあります。ややこしいですね。
我が家の選択
さて、我が家ではこれを何処にどれくらいなにを選択したのか。
何処に?
A.すべて
なんだすべてって。ってなりますよね。
とりあえず以下の2F図面を見てみてください。
赤枠が施工対象!まさにすべて!全面施工です!
といっても、階段にゃもちろんつかないし、ルーフガーデン下の和室天井もまだ確認中ではありますが。。
施工出来るトコは全部!です!
なにを?
A.グラスウール山盛り
いや、山盛りなんて無いんですけどね。
我が家はグラスウールいれます。チクチクしますが一つよろしくお願いします。
いくら?
A.フル施工10万未満
我が家の打ち合わせ、明確な費用出し/確認は最後に回してます。最後がおそろしい。
ちなみに2Fの床面積は約20坪です。ルーフガーデンもいれると+2坪くらい。
なんで?
なんで全面施工?
A.安いから
いつかはヘタる可能性がある消耗品のオプションとは違う、家の基本性能を後押ししてくれる防音オプション。
これが10万で全面施工できるならするでしょう。全面。
なんでグラスウール?
A.安いから
ロックウールのが性能高いんじゃないの?性能後押し系ならいいのいれろよ!ってなると思います。ごもっとも。
但し先ほどの引用見ていただくとわかりますが殆ど性能差はありません。気持ち程度の誤差。
ならいいや。って安価な気持ちで安価な製品を選択。
まとめ
そんな形で我が家の防音対策決定編をお送りしました。
2世帯の必須条件防音対策ですが、思ったより安くできて安心です。
選択するデメリットとして、その後メンテナンスが発生した時に作業がタイヘン。ってのがありましたがそこは容赦していただき選択することにしました。
選択・施工しても効果が見えづらいオプションですが少しでも家庭内のストレスフリーの助けになってくれれば。と思ってます。
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Comment
うちが業者決めた一つが、構造見学会で
1階と2階の間にロックウールを敷き詰めて
しかも丁寧な仕事ぶりだったので。やはり
お金がかかろうが住み心地の良い家にしたい
ものですね
せっかくお金をかけた家作りしても、1個2個抜けてしまった部分が「ずっときになる」所でしたら日々の生活に影響しますもんね。家の内部はのちのち変えるのはつらいので早いうちに考慮していきたいですね。
分かりやすい文章で、非常に参考になりました(^^)
ところで、効果のほどはいかがだったでしょうか?
閲覧いただきありがとうございます〜
まだ住み始めたばかリなので実感は薄いのですが、営業さんいわく明らかに音は減っている。とのことです。
ただ一条の家は宅内の遮音性が高くよく響くので、1Fと2Fの間でドア開けっ放しなんかしていると防音の甲斐なく音丸聞こえですw
ドア閉めていれば、今のところ走り回らない限りは音聞こえません。落ち着いたら詳細レビューしようかと思います。
ありがとうございます☆